[理想化学式] Cu(UO(PO・10-12H
 銅とウランの燐酸塩鉱物である。色は薄緑色,明緑色,緑色,青緑色と基本的には緑色系であるが緑色の幅は広い。半透明で正方晶系である。板状結晶のものが多いが立体的になっているものもある。立体的になっているものでも板状結晶が積み重なって見えるようなものもある。硬度は2〜2.5で比重は3.2とされている。通常は結晶水が一部抜けてメタ燐銅ウラン石となることがあり分析しないとはっきり同定できない。また燐を砒素で置換することがあり,燐より砒素が多いものは砒銅ウラン石となる。どちらも見かけはよく似ていて肉眼での同定は難しい。スウェーデンの鉱物学者で化学者であるトルビョルン・ベリマン氏に敬意を表したドイツの鉱物学者で地質学者であるアブラハム・ゴットロープ・ウェルナー氏により名付けられたそうだ。海外ではフランス,イタリア,コンゴ(旧ザイール),アメリカなど世界各地で産出する。日本では福島県川俣町水晶山などで産出する。その他の鉱山でも少量見られることがあるが全体的に産地は少ない。剣山鉱山では,茶色に変色した花崗岩の表面や割れ目などに薄緑色の微細な板状で産出した。放射能鉱物としては一番よく見られ,露天掘り部分の割れ目やズリ石の中にわずかに見られるようだ。拡大写真では左やや下の薄緑色の部分が本鉱である。顕微鏡写真では薄い板状結晶となっているが形が定まっていない。顕微鏡写真でも見られるとおり一方向の光により光沢が強くなるので微小でも見付けやすい。


                                                
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