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[理想化学式] S 硫黄の元素鉱物である。色は黄色〜オレンジ色のものがほとんどであるが,その中でも黄色のものが圧倒的に多い。直方晶系である。結晶は粒状のものから様々な形を示すものがある。塊状のものや昇華物状のものもある。硬度は1.5〜2.5,比重は2.1とされている。硫黄の語源はラテン語で燃える石を意味しているそうだ。実際硫黄は青色の炎を出しながら燃える。硫黄は用途が多くマッチにも使用されている。その他肥料や薬品の生成にも利用されている。かなり昔に瀬戸田鉱山の選鉱場に不自然な形をした黄色の石が転がっていて,硫黄が採れるのかと勘違いしたことがあった。硫黄はくすんだ黄色の塊で電柱などに使われるがいしの近くに転がっていた。がいしをよく見ると中に硫黄が詰められていた。硫黄は自然に出たものでないと分かったので,燃えて青い炎が出るのを楽しんで遊んでいたことがある。海外ではイタリア,アメリカ,メキシコなどの火山のある国の産出は当然であるが,ポーランド,チェコ,ハンガリーなどの火山にあまり馴染みのない東ヨーロッパでも産出する。日本では火山があるところに多く産出し湯の花にも含まれていることが多い。他にも噴気孔周辺に生成しているのを見ることができる。鉱山では岩手県の松尾鉱山,群馬県の白根硫黄鉱山,長野県の米子鉱山などがある。正和鉱山では輝安鉱,ベルチェ鉱などに伴い1mm以下の微細な油色をした粒状結晶で産出する。輝安鉱,ベルチェ鉱と共生している。自然硫黄が付いている母岩は何故か脂っぽいような印象を受けるものが多い。拡大写真ではよく分からないがほぼ中央付近にある。顕微鏡写真では中央付近の薄い黄色の結晶部分が本鉱である。初めは全く見当がつかなかったがEDS分析により硫黄のみ検出された。SEM像では多面体のきれいな結晶が2つ観察された。 MENUページに戻る 前のページに戻る |