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[理想化学式] Na2Al2Si3O10・2H2O ナトリウムとアルミニウムの珪酸塩鉱物である。色は無色または白色が一般的であるが,まれに赤や茶色のものもある。ガラス光沢を示す。一般的には平板の柱状結晶または針状結晶が集合しているものが多い。斜方晶系である。硬度は5〜5.5,比重は2.2である。成分にナトリウムを含むことからドイツの化学者であり鉱物学者でもあるマルティン・ハインリヒ・クラプロート氏により名付けられたそうだ。海外ではカナダ,アメリカ,アルゼンチン,オーストラリアが主な産地であるが世界各地で産出する。日本では鉱山以外に見られる方が一般的であり,千葉県の鴨川市,新潟県の間瀬,愛媛県の槙ノ川などできれいな結晶が見られる。鳥取県,島根県,岡山県,広島県の県境付近には多くのクロム鉱山跡があり,それらクロム鉱床に伴う斑レイ岩には沸石類が見られる。高瀬鉱山でも斑レイ岩の表面や割れ目などに生成されている場合がある。拡大写真では上部の白色部分である。拡大写真では半透明の平板柱状結晶になっている。ただし,クロム鉱山では普通輝石,方解石,苦灰石など白色系の様々な鉱物が見られ肉眼での鑑定はかなり難しい。ただ塩酸テストにより炭酸塩鉱物と珪酸塩鉱物の区別は可能であるため,塩酸に溶けない平板柱状結晶であれば本鉱の可能性が高いと推察できる。EDSによる分析では別添結果のとおりナトリウム,アルミニウム,珪素が検出され,構成元素比率(At%)がおおむね2:2:3になっている。 MENUページに戻る 前のページに戻る |