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[理想化学式] NaCaCu5(AsO4)4Cl・5H2O ナトリウム,カルシウムを含む銅の砒酸塩鉱物で塩素も含まれている。色は鮮やかな青色,天青色や水色である。雨などで水に濡れるとさらに鮮やかな色彩を放つ。一般的に結晶は柱状結晶や球状,房状または皮膜状のものが多い。単斜晶系である。硬度は2.5である。ラベンダー色が名前の由来だが一般的なラベンダー色とは異なっている。別の一般的なラベンダー色をした鉱物(実際はコバルトを含んだ別の鉱物)の名前がこの鉱物の名前になったそうだ。日本ではまだ南生口鉱山以外の産出はなく,唯一の産地となっている。南生口鉱山ではいくつかある坑口のうち,1つの坑口の黄銅鉱,硫砒鉄鉱,石膏,褐鉄鉱を伴う壁面に濃い水色〜天青色を成して産出した。その他くすんだような青灰色のものも産出した。拡大写真の白色部分は石膏である。カルシウムは石膏から銅は黄銅鉱から砒素は硫砒鉄鉱から供給されたと考えられるがナトリウムと塩素の供給源は不明である。顕微鏡で観察すると1mm以下の房状の集合体になっている。さらに細かく分析すると緻密にシリカ鉱物も伴われているようだ。最初に行ったX線回折分析でラベンダー石と予想されたが,EDSの成分分析では銅のスペクトルが強すぎてナトリウムが検出できなかったなど,分析は困難を極めた。もともと多量に生成されていなかったためと難航した分析を行うための試料採集などですでにほぼ絶産状態である。 MENUページに戻る 前のページに戻る |