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[理想化学式] ZrSiO4 ジルコニウムの珪酸塩鉱物である。色は黄色,薄黄色,褐色,灰色のものが多く見られるが,透明,白色,赤色,オレンジ色,薄緑色ものものも見られる。結晶は八面体に見えるものが多く見られるが,柱状のものや厚板状のものもある。他にもコロッとした結晶のものもある。ガラス光沢または油脂光沢を示し,一般的には不透明だが半透明希に透明なものも見られる。正方晶系である。硬度は7.5と比較的硬く,比重は4.6〜4.7とされている。ジルコニウムの代表的な鉱物である。ジルコニウムは合金として原子炉の燃料棒の被覆素材として利用されている。かなり昔はヒヤシンス石と呼ばれたこともあるようで,他にも様々な名称があったようだ。現在のジルコンはアラビア語で金色を表している。世界的に産出箇所は多く南極大陸を含む全ての大陸で産出する。特に中国,ヨーロッパ各国,アメリカで多くの産地がある。日本でも全国各地に産出する。花崗岩中にも微量に含まれることがあり一般的な鉱物になっている。花崗岩帯などの河川でパンニングすると含まれている場合がある。岡山県の大佐山のジルコンはハフニウムを一部置換しており,割合多く含まれることで知られている。ハフニウムは強度があり融点が高く安定しており耐食性にも優れていることから原子炉の制御棒などに利用されている。ハフニウムはジルコンやバッデレイ石などのジルコニウムを主とする鉱石から回収されている。横道珪石鉱山のジルコンは石英を主とする母岩上のゼノタイム−Yに伴い細長い槍状で見られる。顕微鏡写真では灰色の鉱物がジルコンで,黄緑色の鉱物がゼノタイム−Yである。ゼノタイム−Yに埋もれたようになっている。形状からフェルグソン石の可能性があるとの意見もあったためEDS分析を行った。ジルコニウムが大きく検出されたことからジルコンと同定した。 MENUページに戻る 前のページに戻る |