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[理想化学式] Pb5(PO4)3Cl 鉛の燐酸塩鉱物である。透明,白色,薄橙色,オレンジ色,黄色,黄緑色,薄緑色,紫色,茶色など様々な色を示すことがある。ガラス光沢や樹脂光沢を示す。 結晶は六角柱状結晶,柱状結晶,針状結晶,これらが放射状になったものなど色々な結晶形態を示すことがある。六方晶系である。硬度は3.5〜4,比重は7.1とされ鉛を成分としているため塊りのものは二次鉱物としては結構重量感がある。結晶構造上緑鉛鉱,褐鉛鉱などとともに燐灰石のグループに属している。ミメット鉱とは特にミメット鉱の砒素と緑鉛鉱の燐とが置換する場合があり,また化学組成上連続し中間のものも存在する。肉眼鑑定では緑鉛鉱とミメット鉱の判別ができないことがある。一般的に二次鉱物と言われているが初生鉱物だとする意見もある。緑鉛鉱を熱して冷ますと形が変わることがあることから,ギリシア語の火(パイロ)と形(モルフ)が名前の由来であり,ドイツの地質学者であり鉱物学者でもあるヨハン・フリードリッヒ・ルートヴィヒ・ハウスマン氏により名付けられたそうだ 。海外ではフランス,ドイツ,アメリカなど世界の所々で見られる。日本では岐阜県の神岡鉱山,石川県の尾小屋鉱山,秋田県の亀山盛鉱山など所々で見られる。中国地方で程度の良いものが見られるのは今のところ銅珍鉱山のみであると以前に書いていたが,銅珍鉱山以外にも所々の鉱山に程度の良いものが見られることが分かった。日吉鉱山ではズリ中に微細な黄緑色または白色の柱状または針状結晶のものがわずかに見られる。拡大写真では母岩の右側の白色の斑点状のものが本鉱である。顕微鏡写真では白色の柱状結晶が観察できる。この鉱山は鉛と砒素の鉱物も多く見られることからミメット鉱を疑ったが,定性分析の結果,砒素よりも燐が圧倒的に多く検出されたことから緑鉛鉱と同定された。 MENUページに戻る 前のページに戻る |