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[理想化学式] Al2SiO5 アルミニウムの珪酸塩鉱物である。色は通常,無色透明〜白色半透明で,繊維状若しくは線状の結晶を成して産出するが,一部には有色のものもあるようだ。斜方晶系である。硬度は6.5〜7.5で比重は3.2とされている。アメリカの地質学者であるベンジャミン・シリマン氏に敬意を表したアメリカの化学者で地質学者でもあるジョージ・トーマス・ボーエン氏により名付けられたそうだ。アメリカ,フランス,オーストラリアなど各国で見られ,南極でも見られる。日本でも所々に産出し,石井鉱山と同様にペグマタイ ト中にザクロ石や燐灰ウラン鉱を産出する場所で珪線石を産出する産地がいくつかある。変成作用を受けるとアルミニウムを多く含む鉱物が出現し易くなる傾向があるため,変成岩やペグマタイト中から産出することが多い。藍晶石や紅柱石とは同質異像(多形)の関係であり,成分は同一であるが温度や圧力の条件により生成されるものが異なる。珪線石は常に高温で安定し,常温または低温下では不安定で白雲母に変化していく。顕微鏡写真は下部の繊維状の部分を拡大したものであるが,周辺部では白雲母に変化しつつある。珪線石では線をはっきり認めることができるが,白雲母に変化したものはもやもやとした表面に変化してしまう。石井鉱山ではこのように変化した白雲母がズリ中に見られる。珪線石は石英の表面や変化した白雲母の周辺などに産出する。ズリ中の一部に白雲母を多く産する所があり,白雲母が珪線石を見つける目安となる。 MENUページに戻る 前のページに戻る |