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[理想化学式] CaCu(AsO4)(OH) カルシウムと銅の砒酸塩鉱物で,色は緑色であるが緑色と言っても若草色,淡い緑色,深緑色など様々な色を呈する。結晶は球状,房状または粒状のものが多い。斜方晶系である。硬度は4.5であり,他の二次鉱物と比べるとやや硬い感じがする。塩酸に対してはゆっくり溶けていく。日本名では粉銅鉱とも呼ばれている。色だけでは同定が難しく,同じ砒酸塩鉱物でダフト石,ベイルドン石,かなり希産であるが砒素ツメブ石など色が似たものが色々あり,化学分析によらなければ同定は難しい。ギリシア語で粉を表す(konis)と銅を表す(chalkos)が名前の由来だそうだ。銅と砒素を産するスカルン鉱床でたまに見られる。日本での産地はこの山上鉱山や同じ山口県の喜多平鉱山や大分県の木浦鉱山などいくつかあるがそれ程多くはない。山上鉱山ではズリ中の鉄分の多い母岩の表面に鮮やかな緑色の皮膜状,房状または魚卵状を成して産出した。数的には鮮やかな緑色のものが多いが,中には暗い緑色のものも見られる。母岩は脆く壊れやすい。コニカルコ石の近くに珪孔雀石ができていることがあり,コニカルコ石が皮膜状の場合,珪孔雀石との境が分かりにくい場合がある。ルーペや顕微鏡で観察すると魚の卵が集合しているように見え非常に鮮やかだ。ここのコニカルコ石は他の鉱物と共生していることが少ないように思われる。この産地に詳しい方に情報をお願いしたところ,とても快く教えていただいた。この場を借りて再度お礼を申し上げたい。 MENUページに戻る 前のページに戻る |