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[理想化学式] PbFe3+2(AsO4)2(OH)2 鉛と鉄の砒酸塩鉱物である。色はくすんだ赤色のものが多いが,時に深赤色,赤茶色,茶色のものもありガラス光沢または真珠光沢を示す。結晶は粒状または房状のものが多いが柱状,針状のものもある。斜方晶系である。硬度は3.5,比重は5.1とされている。硫砒鉄鉱を産出する鉱山でスコロド石,ビューダン石,ミメット鉱などの砒酸塩鉱物と共生して見られることが多い。色が洋紅色(カーマインレッド)であることが名前の由来だそうだ。海外ではイギリス,ナミビア,アメリカ,オーストラリアなど各地に産地する。日本では山梨県の黄金沢鉱山,岐阜県の遠ヶ根鉱山,大分県の木浦鉱山,宮崎県の中野内鉱山ならびに黒葛原鉱山など所々に産出する。砒素を多く含む鉱山で洋紅色である鉱物を注意深く観察すれば新たな産地が増える可能性がある。広島県ではこの赤坂鉱山で初めて発見された。赤坂鉱山ではビューダン石やスコロド石と共生していることが多い。拡大写真ではやや下側にもこもことした深い赤色部分が本鉱であり,真珠光沢を成す白色の不明鉱物と共生している。以前は80cmくらいの母岩に20cm×8cmくらいにびっしり洋紅石が付着した鉱石が見られたことがあったが,その鉱石は人によって移動させられたのか埋まってしまったのか見えなくなってしまった。また雲母が茶色や薄赤色に変色したものも多く見られるため確実に洋紅色であるもの以外の同定は難しい。 MENUページに戻る 前のページに戻る |