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[理想化学式] SiO2・nH2O 珪素の酸化鉱物である。オパールは一般的には赤,黄,緑,青,紫の遊色効果の見られるものが有名で宝石となる場合もある。通常のものは単色で透明,白色,黄色,赤色,オレンジ色,緑色のものから黒色のものもある。透明〜不透明のものがあり,不透明の白色のものや薄黄色のものは特に蛋白石とも呼ばれる。また母岩の表面に生成される玉滴石もオパールの一種である。非晶質であるが鉱物の一種とされている。光沢はガラス光沢,油脂光沢などで光沢のないものも見られる。硬度は5.5〜6.5,比重は1.9〜2.3とされている。名前の由来は定かではないが,サンスクリット語の宝を意味する「ウパラ」か,古代のラテン語の「オパルス」が由来ではないかと言われている。海外では世界各国に産出し,南極大陸からも産出が確認されている。日本ではすでに閉山され採掘不可となっているが,福島県の屋敷鉱山(宝坂)のものが有名であり,希に宝石に見られるような遊色効果のあるものが産出した。他にも程度の良し悪しはあるが産地は多く日本各地で産出が確認されている。今まで玉滴石などのオパール様鉱物が見られた鉱山のいくつかは花崗岩帯にある鉱山が多く,南生口鉱山もその1つである。南生口鉱山はモリブデンを採掘した鉱山であり,そのズリ中の母岩の表面に拡大写真のような白色の皮膜状を成して産出する。この鉱山では希という程ではなく,注意深く探せば見られる鉱物の一つである。一見皮膜状ではあるが,ルーペで確認すると房状または泡沫状の集合体を成している。当初はアロフェンの可能性もあると考え,念のためEDS分析を行ったところ,アルミニウムは全く検出されず,検出されたのは珪素のみだったためオパールであることが判明した。またミネラライトを照射してみたところ薄黄緑色の蛍光を発した。 MENUページに戻る 前のページに戻る |