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[理想化学式] PbAl3(AsO4)(SO4)(OH)6 鉛,アルミニウムの砒酸塩鉱物であるが硫酸塩も併せ持っている。色は灰色がかった黄色,黄色,薄黄色,黄緑色,くすんだ黄緑色,くすんだ緑色,くすんだ青色,薄灰色と色々な色のものがある。三方晶系である。はっきりとした結晶は稀で皮膜状または土状のものが多く,粒状,房状,針状,柱状のものも見られる。鉛と砒素を多く産出する鉱床に見られることが多い。硬度は4.5,比重は3.7〜4.0とされている。明礬石のスーパーグループの中のビューダン石グループに属している。Pbの部分をA,Alの部分をB,Asの部分をCとするとAはカルシウム,バリウム,ストロンチウムに,Bは鉄に,Cは燐に置換されることがありそれぞれ別種となる。模式標本地はメキシコのイダルゴ州ジマパン市にあるサン・パスクアル鉱山であり,イダルゴ州が名前の由来となっている。銅や鉛を多く産出する鉱床では黄色の皮膜状の鉱物が様々見られることがあり,明礬石のスーパーグループの中の明礬石グループ,ビューダン石グループ,鉛ゴム石グループの鉱物である場合がある。鉄明礬石,ビーバー石−Cu,亜鉛ビーバー石,鉛ゴム石,ビューダン石,ヒンスダル石などとよく似ており肉眼での同定は難しい。世界的にはイギリス,ドイツ,ポルトガル,アメリカなどに見られる。日本でも産出したとされているが,具体的な産地は不明である。赤坂鉱山ではズリ中に希に見られるが,セグニット石と色彩が類似しており,ヒンスダル石も産出するため同定は難しい。拡大写真では明るい草緑色に見えるが,撮影時の光の影響があり,実際には顕微鏡写真の色彩に近い。顕微鏡写真では房状の集合体が確認できる。EDS分析の結果Al>Feとなっており,明らかにFeが少ない。またAsとSもほぼ等しい値をとっていることからイダルゴ石と同定した。 MENUページに戻る 前のページに戻る |