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[理想化学式] PbWO4 鉛のタングステン酸塩鉱物である。色は黄色,ハニーイエロー,薄茶色,オレンジ色が一般的であるが,まれに透明なものもあり,ダイヤモンド光沢,樹脂光沢を示す。一般的に板状または柱状結晶を成しているが,犬牙状など様々な結晶形態を成すことがある。モリブデンが多くなるとモリブデン鉛鉱となるが,中にはモリブデンとタングステンが置換し合い,中間的なものも産出する。従って海外にはモリブデン鉛鉱の代表的なキャラメル様のオレンジ色の板状結晶のようなものも産出することがあり,モリブデン鉛鉱と肉眼では全く区別できないようなものも見られる。正方晶系である。硬度は2.5〜3である。比重が8.4とかなり大きいのが特徴的であるが,多量に付着したものでない限り重量感を感じるのは難しい。ジョセフ・アレクシス・シュトルツ氏に敬意を表して名付けられたそうだ。ドイツ,チェコ,アメリカ,オーストラリアなど各国で見られる。日本では京都府亀岡市の行者山,山口県の日高鉱山など数か所で見られ余り産地は多くない。銅珍鉱山ではズリ中の母岩や石英の表面に黄色,ハニーイエローの板状結晶を成して産出することが多い。他の鉱物を伴わない場合と灰重石を伴い産出する場合がある。鉱物採集の仲間からミネラライトを照射すると黄緑色の蛍光を発する鉱物があるとの指摘を受けたためEDSによる分析を行ったところ鉛重石と同定された。モリブデンをごくわずかしか含んでいないことからほぼ端成分に近い鉛重石と思われる。 MENUページに戻る 前のページに戻る |