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[理想化学式] Bi2Te2S ビスマスとテルルの硫化鉱物である。色は明るい銀白色で金属光沢を示す。三方晶系である。板状,箔状,塊状のものが多い。ギリシア語の「テトラ」(4つの)と「ディデュモス」(双子)が名前の由来だが,なぜそうなのかは不明である。一般的に金と石英の熱水鉱脈鉱床などで生成されるようだ。自然金,自然銀,自然テルル,自然蒼鉛,硫テルル蒼鉛鉱,テルル鉛鉱,ペッツ鉱,カラベラス鉱,黄銅鉱,黄鉄鉱,石英などと共生することがある。硬度は1.5〜2である。比重はさすがに金属鉱物であるため7.3と重くなっている。オーストリア,ルーマニア,アメリカ,メキシコなど世界各地で見られる。日本では福岡県の三ノ岳などで産出する。阿川鉱山では石英中に自然金とともに含テルル鉱物を伴っている場合がある。ただし,含テルル鉱物の量はかなり少なく大きさもルーペ大あるいは顕微鏡大のものがわずかながら見られる程度である。また他の含テルル鉱物との肉眼での区別がつきにくい。拡大写真では中央やや下の明るい銀白色の部分が本鉱である。顕微鏡写真では金属光沢を放ち塊状になっている。顕微鏡写真では見られないが他の場所に自然金を伴っている。EDS分析を行った結果,セレンも多く含んでいるようである。硫黄をセレンで置き換えたものは河津鉱(Bi2Te2Se)であり,河津鉱を含んでいる可能性もあるかもしれない。こうした含テルル鉱物は、それぞれが板状に重なり合っていることがあるため,一般的な分析では同定は難しい。 MENUページに戻る 前のページに戻る |