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[理想化学式] Au 金の元素鉱物である。色は金色であるが,一般的に鉱山などで採掘されている自然金と呼ばれているものの多くはエレクトラム(金と銀の合金)であり,銀の含有量が多いもの程,淡黄色になっていく。金属光沢を示す。結晶系が顕著なものは少なく,粒状やリボン状などになっているものが多く見られる。等軸晶系である。硬度は2.5〜3と柔らかく,比重は15〜19.3とかなり大きい。他の特徴として展性・延性(破壊しようとしても破壊されることなく薄く箔状に広げられる性質)が強い。ゴールドの語源は「輝く」だそうだ。一般的に微細なものは黄銅鉱,黄鉄鉱との判別が難しい。海外では中国,オーストラリア,アメリカ,南アフリカなどが主な産地である。日本では北海道,新潟県,鹿児島県など各地に産出し,鹿児島県の菱刈鉱山は現在でも採掘を続けている。日本での肉眼でも立派なものは宮城県の大谷鉱山,兵庫県の中瀬鉱山などで確認されている。砂金は日本各地の河川で見られる。阿川鉱山でも黄銅鉱と黄鉄鉱は見られるが,自然金との産出場所が異なっているため判別しやすい。阿川鉱山の自然金は拡大写真では白い緻密な石英の割れ目に硫テルル蒼鉛鉱を伴っている。顕微鏡写真では向かって中央やや右側の金色の部分であり,暗い鋼暗灰色の鉱物は硫テルル蒼鉛鉱である。また,この部分以外にも散点的に自然金が確認できた。阿川鉱山では露頭部分に肉眼大の自然金が見つかったという記録があるが,このように石英中に散点的に含まれた金鉱石を採掘していたものと思われる。ズリ中の緻密な石英中に見出すことができるが量はかなり少なく,かつ微小であるため実際現場での確認は難しいがビスマス−テルル系鉱物が見られれば自然金の存在を示すことがある。 MENUページに戻る 前のページに戻る |