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[理想化学式] NaMg3Al6(BO3)3Si6O18(OH)3(OH) ナトリウム,マグネシウム,アルミニウム,硼素の珪酸塩鉱物であり電気石グループの1つである。鉄電気石の鉄をマグネシウムに置き換えたものに相当する。色は我が国では黒色,灰色をしたものが有名だが,茶色,焦茶色のものも多い。他にも赤茶色,黄色,薄緑色〜苔緑色のものもあるようだ。三方晶系である。柱状,針状,粒状のものが多いが,粒状のものでもほとんど結晶面を持っている。もう1つ苦土電気石を掲載しているがそちらの方は薄灰色の針状結晶を成している。オーストリアのドラバ地方が名前の由来だそうだ。硬度は7,比重は3.0〜3.2とされている。世界的にはオーストラリア,オーストリア,アメリカ,ブラジルなど各地で見られる。日本では山梨県甲州市などで産出している。なお,苦土フォイト電気石という鉱物があるが別種であり電気石スーパーグループのフォイト電気石グループに属する。苦土電気石のナトリウム部分がある程度空席となったものでNaが□で表される。この鉱山では母岩の表面や蝋石化作用を受けた部分に焦茶色,薄灰色の柱状,針状結晶を成して産出する。拡大写真では分かりづらいが平らな面の所々に生成されている。分析の結果,ナトリウム部分がある程度存在しているため苦土電気石と考えられる。ただこの標本はマグネシウムに及ばないものの鉄をある程度含んでいるがもう1つの標本はあまり鉄を含んでいない。また,この標本についてはカリウムをある程度の量を含んでいる点が気になる所である。 MENUページに戻る 前のページに戻る |