[理想化学式] Cu
 銅の元素鉱物である。色は赤銅色であるが,次第に茶色に変色していく。金属光沢を示す。結晶系が顕著なものは少なく,塊状や樹枝状などになっているものが多く見られる。等軸晶系である。硬度は2.5〜3と柔らかく,比重は8.9と大きい。他の特徴として展性(破壊しようとしても破壊されることなく薄く箔状に広げられる性質)が強く,割ろうとしても粘り強くなかなか割れない。カッパーの語源は「キプロスの金属」だそうだ。海外ではチリ,オーストラリア,アメリカなどが主な産地である。日本では茨城県の日立鉱山,奈良県の三尾鉱山など所々に産出する。中国地方では他には岡山県の弥高鉱山,新美川鉱山などで見られるがどちらの鉱山も量は多くない。拡大写真では赤銅色ものが確認できるが,顕微鏡写真では採集後時間が経ってしまったため表面の大部分が暗茶黒色に変色してしまっている。非常に柔らかいため採集後の運搬は注意を要し,他の石に当たったりするとすぐに変形して潰れてしまう。銅ヶ丸鉱山の自然銅のほとんどは赤銅鉱の脈が太い場合にその脈中にできているものが多く見られる。顕微鏡写真でも下部分の暗赤色部分は赤銅鉱である。共生鉱物は赤銅鉱,孔雀石などであるが銅ヶ丸鉱山では赤銅鉱の脈が細いものが多く,自然銅の量もごくわずかである。またこの鉱山は立入規制されており,立入には地主さんの許可が必ず必要であり勝手に立ち入らないこと。




                                                
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