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[理想化学式] TiO2 チタンの酸化鉱物で,色は褐色のものが多いが,黄褐色,赤褐色,鉄黒色のものもある。結晶は角のとれた平板状のものが多く,ガラス光沢を示す。大きなものでは条線を確認することができる。直方晶系(斜方晶系)である。硬度は5.5〜6,比重は4.1〜4.2とされている。金紅石,鋭錐石とは同質異像の関係である。金紅石,鋭錐石とともに産出することもある。イギリスのウェールズ州のグウィネズのものが模式標本となっている。日本名では板状のチタン鉱物から名付けられた。一方英名は,イギリスの結晶学者であるヘンリー・ジェームズ・ブルック氏が名前の由来だそうだ。またヘンリー・ジェームズ・ブルック氏は青鉛鉱,カレドニア石,トムソン沸石など12種類の鉱物を発見した鉱物学者としても知られている。海外ではパキスタン,イギリス,オーストリア,アメリカなどで産出し,パキスタンのものは立派な結晶のものが見られる。日本での産地は,山梨県の乙女鉱山,京都府の磯砂鉱山,鹿児島県の錫山鉱山などで見られるが微小のものが多い。中国地方では山口県の蝋石鉱山の日の丸奈古鉱山や,金を採掘した阿川鉱山で蝋石化した母岩の表面に見られる。名振鉱山では蝋石化した母岩の表面に微小な赤鉄鉱,金紅石を伴い見られる。ただやはり微小なものが多い。山口県北部には蝋石鉱山が多く見られ,蝋石鉱山には金紅石が見られる鉱山がいくつかあり,さらにこうした鉱山で発見される可能性がある。名振鉱山の板チタン石は拡大写真ではどの部分に付いているのかよく分からないが,母岩の表面にルーペサイズもしくは顕微鏡サイズでまぶされているように点々と見られる。顕微鏡写真では明るい褐色あるいはオレンジ色に近い褐色の板状または棒状結晶のものが確認できる。 MENUページに戻る 前のページに戻る |