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[理想化学式] ZnCO3 亜鉛の炭酸塩鉱物である。色は白色,ピンク色,黄色,薄緑色,水色,薄紫色など様々な色彩を成すことがある。ガラス光沢や真珠光沢を示す。三方晶系である。硬度は4〜4.5,比重は4.4とされている。菱鉄鉱,菱マンガン鉱などとともに方解石のグループに属している。一般的には方解石と同じく自形は菱面体であるが,犬牙状,房状,皮殻状結晶を示すことがある。日本では皮殻状のものが多くみられるが海外のものは色鮮やかな結晶を成し見栄えのする標本が多い。塩酸に対しては加熱すれば必ず発泡しながら溶けていく。日本名では菱面体を示す亜鉛鉱物ということで名付けられた。一方英名はイギリスの化学者で鉱物学者のジェームズ・スミソン氏に敬意を表したフランスの鉱物学者で地質学者のフランソワ・シュルピス・ビューダン氏により名付けられたそうだ。アメリカの有名なスミソニアン博物館は彼の名前に由来している。ナミビア,アメリカ,メキシコなど世界各地で見られる。日本では宮城県の細倉鉱山,富山県の亀谷鉱山,岐阜県の神岡鉱山などで見られる。銅ヶ丸鉱山でズリ中にわずかながら見られ薄い茶色の菱面体結晶の集合体,茶色の塊状で産出した。拡大写真では茶色の部分はほとんど本鉱で薄茶色の部分は結晶が認められる。大部分が菱亜鉛鉱のためずっしりと重量感がある。半定量分析した結果は亜鉛がほとんどでわずかながらマンガン,カルシウムが含まれている。SEM像でははっきり菱面体結晶が確認できる。 MENUページに戻る 前のページに戻る |