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[理想化学式] Sb2O3 アンチモンの酸化鉱物である。色は薄灰色〜白色で樹脂光沢または土状光沢を示す。本来は無色だが薄灰色などになるのは酸化するためのようだ。等軸晶系(斜方晶系)である。結晶は海外では見事な正八面体を示すものが多く,正八面体が密集しているものをしばしば目にする。国内ではルーペ,顕微鏡大で正八面体がかろうじて確認できる程度である。バレンチン石とは同質異像の関係にある。またバレンチン石と共生することもある。硬度は2〜2.5,比重は5.5とされている。アンチモン鉱床の酸化帯に産出する場合が多いが,実際に見られることはかなり少ない。フランスの物理学者であり鉱物学者であるアンリ・ユロー・ド・セナルモン氏に敬意を表したアメリカの鉱物学者で地質学者であるジェームズ・デーナ氏により名付けられたそうだ。海外ではアルジェリア,イタリア,フランス,アメリカなどで見られ,アルジェリア産のものは結晶が美しいことで特に有名である。日本では鹿児島県の日の本鉱山などで見られる。富田鉱山では母岩の表面に練乳色〜暖かみのある白色の塊状で産出する。写真とは別の標本の皮膜状の白色鉱物をX線回折分析した結果では方安鉱とピークが一致していたことから方安鉱の産出は分かっていたが,不明の白色鉱物を電子顕微鏡で観察すればある程度分かるのではないかと考え観察したところ,電子顕微鏡下では数ミクロンの正八面体結晶が集合しているのが確認できた。ただし顕微鏡では結晶は確認できない。 MENUページに戻る 前のページに戻る |