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[理想化学式] Bi3(AsO4)2O(OH) ビスマスの砒酸塩鉱物である。色は白色,薄灰色,薄黄色,黄色,茶色,薄緑色などである。透明〜不透明のものがある。三斜晶系である。結晶は粒状,針状となるが,皮膜状のものが多い。理想化学式は,砒酸塩,酸素,水酸基の部分が入れ替わったものが多く見られ統一感がない。希な鉱物で,砒素を含む熱水鉱床の酸化帯に生成するとされている。共生鉱物はルーズベルト石,ミクサ石,ビューダン石,輝蒼鉛鉱などである。硬度は3〜4,比重は測定値で6以下,計算上では7.2とされている。プライジンガー石グループは,砒素の部分が燐,バナジウムに置き換わった鉱物の3つで構成されている。模式標本地はアルゼンチンのサン・フアン州カリンガスタ県にあるサンフランシスコ・デ゙・ロス・アンデス鉱山である。オーストリアの鉱物学者であり,オーストリア鉱物学会会長を務めたアントン・プライジンガー氏に敬意を表して名付けられた。世界的にはドイツ,スペイン,ポルトガル,アメリカなどで見られるが,日本を除くアジア,アフリカでの産出報告は見られない。日本では山口県の大和鉱山が唯一の産地となっている。大和鉱山ではビスマス,砒素の鉱物が見られるズリ中に希に見られる。拡大写真では石英の母岩の左側の部分に薄黄色の皮膜状で見られるがはっきりと写っていないため分かりにくい。顕微鏡写真では薄黄色の部分が本鉱である。EDS分析を行ったことろ,ビスマス,砒素,銅,鉄などが検出されたが,周りが鉄分で汚染せれているためと銅,ビスマス,砒素の鉱物と言えばミクサ石であるが含まれていないようであることと銅は成分量にばらつきがあるため混入物と考えられる。 MENUページに戻る 前のページに戻る |