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[理想化学式] TiO2 チタンの酸化鉱物で,色は朱色,褐色,薄黄色,銀灰色,黒色のものがある。結晶は棒状,針状のものが多く見られるが,コロッとした結晶のものも一部に見られる。結晶は双晶に成りやすい傾向があり,V字型になったものもしばしば見られる。ダイアモンド光沢あるいは金属光沢を示す。チタンの重要な鉱物となっている。一般的に微小鉱物として様々な岩石に含まれることがある。正方晶系である。硬度は6〜6.5,比重は4.2〜4.3とされている。板チタン石,鋭錐石とは同質異像の関係である。板チタン石,鋭錐石とともに産出することもある。ラテン語の「赤味がかっている」を意味するルチルスが名前の由来だそうだ。ドイツの地質学者のアブラハム・ゴットロープ・ウェルナー氏により名付けられたそうだが,名付けられる以前から「赤いショール」や赤を意味するその他の名前などで呼ばれていたそうだ。世界各国に産出し,アメリカでは大きなものが産出し,ブラジルでは結晶の美しいものが産出する。日本でもあちらこちらから産出し,徳島県の徳島市眉山,愛媛県の関川,五良津は割合大きな結晶や良品を産出することで有名である。四国地方では産地も多く結晶の大きいものが多いが,中国地方ではあまり大きな産地や結晶は見られず山口県の宇久鉱山で数mm大の結晶が見られた程度である。蝋石鉱山では散点的に見られる場合があり,日の丸奈古鉱山では燐酸塩鉱物を産出するズリの蝋石化した母岩中に最大1mmくらいの黒色の斑点状で産出する。さらに奥にズリがありそのズリ中に数mmの金紅石が見られるが量はかなり少ない。拡大写真ではどこにあるか分からないが,現物を見れば強い光沢を示しているためすぐに分かる。顕微鏡写真のものの大きさは2mm程度であるが母岩全体に1mm程度のものがいくつか見られる。なお青い鉱物はコランダムである。 MENUページに戻る 前のページに戻る |