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[理想化学式] Mn2+O マンガンの酸化鉱物である。色は鮮やかな緑色または黒味を帯びた緑色である。ただ空気中に置いておくと褐色,黒色へと変化していく。塊状のものはすぐに黒変するが,結晶度の高いものは黒変に時間がかかると言われている。マニキュアを塗ると色は保つことができると言われているがゆっくりと黒変していく。結晶はガラス光沢を示す。等軸晶系である。硬度は5.5,比重は5.4とされている。マグネシウムの酸化鉱物であるペリクレースという鉱物のグループに属している。マンガンと酸素のみの極めて簡単な組成であるがあまり多産しない。菱マンガン鉱または他のマンガン鉱物が酸素不足の状態で熱変成作用を受け生成されるという説がある。変成度の高い変成層状マンガン鉱床,変成度の低いマンガン鉱床に産出する。共生鉱物はハウスマン鉱,パイロクロイトなどで逆にバラ輝石,パイロクスマンガン石,満礬ザクロ石とは共生しないとされている。マンガン鉱床では割ると目が覚めるような色が現れるのですぐに分かる。日本名では緑色のマンガン鉱物が名前の由来である。一方英名ではマンガンと酸素で構成されている鉱物としてスウェーデンの鉱物学者であり,科学者であるクリスチャン・ウィルヘルム・ブロムストランド氏により名付けられた。海外では中国,スウェーデン,スロバキア,アメリカなど所々見られるが比較的産地は少なく希な鉱物である。一方日本ではあちらこちらのマンガン鉱山で産出が確認されているが,群馬県の萩平鉱山,長野県の浜横川鉱山などが有名である。山王鉱山は川に近いためかズリがほとんどない。坑口の転石を割ってみたところ緑マンガン鉱が現れた。拡大写真は日にちが経過していたためほとんど黒色に見えるが,中央付近に緑色の痕跡が残っている。顕微鏡写真は数日後に撮影したので結晶度が高いためかはっきりした緑色が確認できた。 MENUページに戻る 前のページに戻る |