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[理想化学式] Mn2Fe5Si8O22(OH)2 松原聰氏著「日本産鉱物種第7版」では「IMA(国際鉱物学連合)でまだ未承認だが,必然的にこの名前になる」となっているため,この鉱物名を採用した。「マンガノグリューネル閃石」と呼ばれているが,IMAにおいて角閃石グループの整理が行われているため,将来的には改名される予定である。さらに以前は「ダンネモラ閃石」とも呼ばれていた。マンガン,鉄の珪酸塩鉱物である。鉄の部分がマグネシウムに置換されたものは単斜末野閃石(マンガノカミントン閃石,さらに以前はチロディ閃石)となる。色は通常,灰色または薄茶色の半透明で,柱状,毛状若しくは繊維状の結晶を成して産出する。単斜晶系である。角閃石類の硬度は5〜6で比重は3.0〜3.5となっている。鉱物名は結晶系と鉄と日本の筑波大学の鉱物学者の末野重穂氏が名前の由来となっている。前々の鉱物名となっているスウェーデンのウプサラ県,エストハンマル市ダンネモラにあるダンネモラ鉱山のものが模式標本とされている。海外では中国,オーストリア,スウェーデン,ルーマニアなどで見られる。日本ではあちらこちらで見られるが,単に報告されていないのか,見られないのかイギリス,フランス,イタリア,ドイツでは報告がなくアメリカ,カナダ,オーストラリアでもそれぞれ1〜2か所くらいの報告しかない。日本では岩手県の野田玉川鉱山,栃木県の久良沢鉱山,愛知県の田口鉱山など所々に産出する。山口県では旧周東町(現在の岩国市周東町)を中心としたあちらこちらのマンガン鉱山で見られるようだ。蔵目木鉱山は急斜面にあるためズリは雪崩落ちて少ないがズリ中に表面は黒くなって普通に見られる。最大5cmくらいの結晶も見られたそうだ。拡大写真は灰色の柱状結晶が集合したものとなっている。顕微鏡写真では薄灰色の数mmの板状または柱状結晶が確認できる。 MENUページに戻る 前のページに戻る |