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[理想化学式] Bi4(SiO4)3 ビスマスの珪酸塩鉱物である。色は白色,黄色,褐色,黄緑色のものが多い。結晶は球状を示すものが多い。海外では三角錐に近い形をした結晶のものも見られる。日本では球状の白色のものが多く,海外では球状のものは黄緑色,褐色のものが多い。半透明または不透明のものが多い。ガラス光沢または真珠光沢を示す。等軸晶系である。硬度は4.5,比重は6.1〜6.6とされている。ドイツの鉱物学者であるオーガスト・ブライトハウプト氏によりギリシア語の「容易に溶ける」を意味するユーリトスが名前の由来だそうだ。日本名は成分のビスマス,珪素により名付けられている。海外ではフランス,ドイツ,アメリカ,オーストラリアなどで見られる。特にヨーロッパが多くドイツに産地が集中している。日本では埼玉県の秩父鉱山,鹿児島県の梅渓鉱山などで見られるが比較的産地は少ない。大和鉱山では石英の空隙あるいは割れ目に球状を成して産出する。大和鉱山ではビスマスに富んでいるズリ中に産出する場合が多い。拡大写真ではどこにあるのかよく分からないが右上部に点々と1〜2mmくらいの大きさのものが10粒程度付着している。顕微鏡写真では球状の淡い水色をした真珠光沢が確認できる。1つのものは完全に近い球状を示しているが,粒が集まったものは接合面がくっついて形が歪んでいる。XRD分析を行ったところビスマス,珪素を主成分としていた。アルミニウムは微量含まれている可能性がある。淡い水色の発色原因は不明である。鉱物の採集仲間は青緑色の球状のものと白色のものを採集しているが,青緑色のものはわずかながら銅を含有しており発色が強い。採集した当時は青緑色をしていることから菱亜鉛鉱かもと考えたが分析を行ったところ珪蒼鉛石であることが判明した。海外でも青緑色のものは極めて希と思われる。 MENUページに戻る 前のページに戻る |