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[理想化学式] K(Mg,Fe)3(Al,Fe)Si3O10(OH,F)2 カリウム,マグネシウム,鉄,アルミニウムの珪酸塩鉱物である。色は黒色,茶褐色,薄茶色,薄い黄色のものが多いが,灰白色,薄緑色,朱色のものも見られる。はっきりとした結晶は変形した六角薄板状結晶だが,通常でも薄板状結晶を示し,薄板状結晶が積み重なったものも多い。造岩鉱物として産することが多く,微細なものも多く見られる。単斜晶系である。硬度は2〜2.5,比重は2,8とされている。ドイツの鉱物学者であるヨハン・フリードリヒ・アウグスト・ブライソープ氏によりギリシャ語の火に似ているという意味から名付けられた。日本名は金色の雲母から名付けられている。海外ではドイツ,イタリア,カナダ,アメリカなど世界各国で見られ,南極大陸でも確認されている。産出が確認されていない国を探し出す方が少ない。日本でも鉱山に限らずあちらこちらで産出が確認されている。鉱山では岩手県の釜石鉱山,岐阜県のは神岡鉱山,愛媛県の別子鉱山などでも確認されている。黒雲母と同じ理想化学式となっているが,黒雲母は金雲母と鉄雲母の連続固溶体の俗称であり,独立種となっていない。Mg>Feとなっているものは金雲母で,Fe>Mgとなっているものは鉄雲母である。津久茂鉱山ではズリ中に茶色味を帯びた黒色のチカチカした微小の結晶集合として見られる。顕微鏡写真では微細な黒色の板状結晶や褐色の板状結晶のものが確認できる。顕微鏡写真の一番下側に白く輝いているものは特に反射の強いものである。EDS分析ではマグネシウムの含有量が鉄を上回っている。他の特徴としては微量のチタンが含まれている。X線回折分析を行たっところ,雲母類のピークと同じ傾向を示し,金雲母のピークとほぼ一致しており,黒雲母のピークに比べて低角にややずれがあるため,金雲母と考えられる。 MENUページに戻る 前のページに戻る |