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[理想化学式] NaCa2Si3O8(OH) ナトリウム,カルシウムの珪酸塩鉱物で珪灰石グループの仲間である。色は白色,透明のものが多いが,不純物により薄黄色,薄茶色,淡紅色,薄水色のものも見られる。亜ガラス光沢,絹糸光沢を示す。三斜晶系である。結晶は針状結晶が集合して房状になったもの,針状,柱状のものが多く見られる。針状結晶が集合して房状になったものの断面は放射状になっているが,母岩上に生成したものは扇状になっている。また薄水色のものは宝石となる場合があり,色はトルコ石を淡くしたような感じでラリマーと呼ばれており,世界的には数か所で産出するが,ドミニカ共和国産のものが有名である。硬度は4.5〜5,比重は2.9とされている。玄武岩,珪長岩類の空洞中の熱水鉱物として産出することが多い。共生鉱物は沸石類,葡萄石,ダトー石などである。日本名ではナトリウムを含む珪灰石という意味で名付けられている。一方,英語名であるペクトライトはギリシア語で固く結ばれたを意味するペクトスから名付けられている。世界各国で産出が確認されているが,中国,東南アジア,南アメリカ大陸での産地は少ない。日本では新潟県の糸魚川市,高知県の高知市蓮台など産地は多い。産地は久代鉱山としているが実際には鉱山近くの露頭に産出する。久代では玄武岩質安山岩の溶岩・火砕岩による高温マグマの貫入,接触に起因して生成したものと思われる。久代のソーダ珪灰石は母岩の表面に白色の皮膜状を成して見られる。拡大写真では中央やや左側の白色部分が本鉱で,顕微鏡写真では微細な針状結晶が確認できる。EDS分析を行った結果,元素比率にはややばらつきが見られるもののナトリウム,カルシウム,珪素が検出され,久代での産出はすでに確認されていることからソーダ珪灰石と考えられる。 MENUページに戻る 前のページに戻る |