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[理想化学式] (Fe,Ni)9S8 鉄とニッケルの硫化鉱物である。真鍮色で金属光沢を成す。一見すると黄鉄鉱のような色合いである。等軸晶系である。ほとんど単独で産出した例がなく,密接に磁硫鉄鉱と共生して産出するものが多い。肉眼で確認できるものはほとんど見られない。そういったこともあり,結晶系はほとんど確認できない。蛇紋岩中に黄鉄鉱のような金色をした鉱物が見られればニッケル鉱物との予想はつくが,針ニッケル鉱,ヒーズルウッド鉱など黄鉄色を示す鉱物もあり,塊状であったり,同定するのが難しい場合がある。精密な分析を行うか産出状況などにより推測するなどで同定される。橄欖岩,蛇紋岩などの超苦鉄質岩中に生成され,隕石中にも見られる場合がある,硬度は3.5〜4,比重は4.6〜5.0とされている。日本名では硫鉄ニッケル鉱と呼ばれている。英名はカナダのオンタリオ州サドバリーでこの鉱物を発見したアイルランドの自然科学者であり地理学者でもあるジョセフ・バークレー・ペントランド氏に敬意を表して名付けられた。海外ではロシア,アメリカ,カナダ,オーストラリアなど世界各国で見られる。日本では鉱山では岩手県の釜石鉱山,愛知県の中宇利鉱山などで,鉱山以外では千葉県の峰岡山などで産出が確認されている。稲積鉱山では蛇紋岩中に黄鉄色の金属光沢を成し見られる。拡大写真では左上に極めて微小であるが黄色味を帯びる白色の金属光沢が見られる部分が本鉱である。顕微鏡写真では塊状で黄鉄色をしているのが確認できる。EDS分析を行ったところニッケル,鉄,硫黄が検出された。似た性質の他のニッケル鉱物とは鉄の検出量が非常に多いこととこの標本の分析結果から磁硫鉄鉱と共生している可能性を考えペントランド鉱と同定した。ただ分析結果からゴドレフスキー鉱((Ni,Fe)9S8)の可能性もあり得る。 MENUページに戻る 前のページに戻る |