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[理想化学式] Ca3Si3O8(OH)2 カルシウムの珪酸塩鉱物である。珪酸塩鉱物の中ではソロ珪酸塩鉱物に分類される。色は白色,クリーム色,ベージュ色,薄ピンク色,薄黄褐色,透明などで,透明〜半透明でガラス光沢を示す。結晶は板状,柱状または針状を呈するが,塊状のものが多い。三斜晶系である。硬度は4.5〜5,比重は2.9とされている。アメリカではザクロ石と透輝石を含有する角礫岩の鉱脈に産出するが,高温スカルン中にも産出する場合があると思われる。共生する鉱物は産出の状況によって異なり,ソーダ珪灰石,ゾノトラ石,葡萄石,ダトー石,オーケン石,魚眼石などである。アメリカの鉱物学者のユージン・グロス氏と地質学者のジョン・アルフォース氏により,同じくアメリカのアマチュア鉱物研究家のレオ・ローゼンハーン氏に敬意を表して名付けられた。アメリカのカリフォルニア州メンドシーノ郡クローバーデール地区のロシアン・リバー産のものが模式標本とされている。海外でも産出は珍しく,今のところアメリカ,チェコ,ロシア,ニュージーランドの5か国でしか産出が確認されていない。日本では他には高知県高知市円行寺などにとどまる。産地は久代鉱山としているが実際には鉱山近くの露頭に産出する。久代のローゼンハーン石はスコート石やティレー石に伴い薄ピンク色またはクリーム色の塊状で見られる。鉱物採集仲間が最初に発見し,薄ピンク色をしていることからゾノトラ石かと考えたが,X線回折分析の結果,他鉱物の混入が見られるもののローゼンハーン石のピークと一致しており,本鉱であることが確認された。拡大写真では右上のクリーム色が本鉱である。実際は薄ピンク色を帯びており,久代の高温スカルン鉱物の中では量は少ないものの見分けは付きやすい。顕微鏡写真では塊状であるが,ほんのり薄ピンク色を感じさせる。ミネラライトでわずかに薄紫色に蛍光する。 MENUページに戻る 前のページに戻る |