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[理想化学式] Pb(Mn4+6Mn3+2)O16 鉛とマンガンの酸化鉱物で,色は暗い灰色または黒色で,金属光沢,亜金属光沢または土状光沢を示す。結晶は房状,針状,毛状,樹枝状のものが多い。塊状のものや母岩の表面に生成したものも見られるが,母岩の割れ目や空隙に生成したものも多い。単斜晶系である。硬度は4.5〜5,比重は5.2〜5.5とされている。鉛がバリウムに置き換わったものはホランド鉱となり,その他3価のマンガンが3価の鉄に置き換わることがあり別種となる。クリプトメレン鉱は鉛がカリウムに置き換わり,4価のマンガンの原子数が7,3価のマンガンの原子数が1となったものであるが,同じグループに分類されている。スペインの探検家であるフランシスコ・バスケス・デ・コロナド氏に因んでアメリカの地質学者であるワルデマール・リンドグレーン氏が名付けた。アメリカのアリゾナ州グリーンリー郡カッパープレートガルチにあるコロナド鉱山産のものが模式標本となっている。熱水鉱脈鉱床,温泉の一次生成物,マンガン鉱床の酸化帯などで産出する。共生鉱物はホランド鉱,パイロルース鉱などである。海外ではフランス,ドイツ,ポルトガル,アメリカなど世界各国で見られる。日本では北海道の上国鉱山,同じく北海道の円山鉱山で産出が確認されている。七宝鉱山はわずかに残るズリの転石中に希に見られる。七宝鉱山はマンガンを採掘した鉱山であるが,鉄分も多く針鉄鉱が多く見られる。拡大写真では針鉄鉱を主体とする母岩の中央やや右側の明るい灰色部分が本鉱である。ルーペでは樹枝状結晶が確認できる。EDS分析を行った結果,鉛とマンガンが検出されたためコロナド鉱と同定した。亜鉛については置換によるものか混入によるものか不明である。 MENUページに戻る 前のページに戻る |