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[理想化学式] Zn2(AsO4)(OH)・H2O 亜鉛の砒酸塩鉱物であり結晶水を含んでいる。色は鮮やかな黄色のものが一般的であるが,レモン黄色,淡い黄色や無色のものも存在するようだ。ガラス光沢や樹脂光沢を示す。外国では大きなものが産出するが日本では肉眼でかろうじて確認できるものがほとんどである。しかし微小であっても柱状または粒状結晶を示しているものが多い。単斜晶系である。硬度は4.5,比重は4.0とされている。アダム石と化学成分はほぼ一緒であるが,結晶水を含むか含まないかの違いがある。単独で産する場合が多く,共生鉱物は菱亜鉛鉱やケティヒ石などで余り多くない。ベルギーの鉱物収集家であるレグランド氏が名前の由来だそうだ。海外ではメキシコが有名な産地であり,他にはアメリカ,オーストラリア,ナミビアなどで見られる。日本では宮崎県の土呂久鉱山と岡山県の扇平鉱山の2か所のみでしか見つかっていない希産鉱物である。この標本は15年くらい前にズリ中から見つけたものを頂いた物で貴重な標本である。扇平鉱山ではズリ中の褐鉄鉱上に産出することが多いが,今ではこの褐鉄鉱もなかなか見ることができない。拡大写真では,左上の部分の黄色の粒状の部分が本鉱である。また,扇平鉱山では薄黄色の柱状の斜灰簾石が産出し,一見するとレグランド石とよく似ている。はっきりした黄色いものであれば疑う余地は余りないが,薄黄色のものは疑ってみる必要がある。この2つの鉱物を調べるには硬度を比較すると判別しやすい。 MENUページに戻る 前のページに戻る |