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[理想化学式] Ca2Cu(OH)4B2(OH)8 カルシウムと銅の硼酸塩鉱物である。色は鮮やかな青紫色〜群青色でガラス光沢を示す。三方晶系である。板状,粒状のものが多く,粒が群集しているものも見られ群集しているものは非常に鮮やかな青い色彩となる。硬度は1.5〜2,比重は2.5とされている。結晶には条線が見られることがある。最初に見つかったときは非常に結晶が小さかったためと少量であったためデータを得るのに苦心したそうだ。その後無数の逸見石や肉眼でも確認できるような結晶が見られる晶洞が発見され一気に有名になった。岡山大学の逸見吉之助氏と同じく親子で次女の逸見千代子氏に因んで名づけられた。今のところ日本のみで見られる。さらに見られる場所も岡山県の布賀鉱山に限られている。布賀地域は日本でも有名な高温スカルン鉱床であり,この鉱物の他にも岡山石,布賀石,草地鉱など色々な新鉱物が見つかっており,さらに珍しい鉱物も数多く産出している。日本では他にも高温スカルン鉱床が見られる場所があるが,これほど鉱物種が多彩な地域はない。前のページで逸見石の写真を2つ掲載しているが,こちらの標本は結晶は小さいが群集しており色鮮やかである。もう1つの標本は結晶の数は少ないが結晶がやや大きい。しかし残念ながら布賀は鉱山のみならず露頭なども立入禁止となっている。非常に得がたいものになっており,入手しようとするには買うか頂く以外の方法はない。世界的に見ても非常に稀な鉱物であるため貴重な標本である。 MENUページに戻る 前のページに戻る |