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[理想化学式] Ca(UO2)2(PO4)2・10-12H2O カルシウムとウランの燐酸塩鉱物である。色は黄色,薄黄色,黄緑色が一般的であるが,他の黄色の鉱物の中でも黄色が目立ち鮮やかなものが多い。中には緑味の強いものも見られる。半透明で正方晶系である。正方形の板状結晶のものが多いが長板状,柱状になっているものもある。長板状,柱状結晶が束のように集まっているものも見られることがある。硬度は2〜2.5で比重は3.1〜3.2とされている。通常は結晶水が一部抜けてメタ燐灰ウラン石となることがあり分析しないとはっきり同定できない。また日本ではまだ発見されていないが燐を砒素で置換することがあり,燐より砒素が多いものは別の鉱物となる。イギリスの結晶学者のヘンリー・ジェームス・ブルック氏とウェールズの鉱物学者のウィリアム・ハロウズ・ミラー氏により模式標本であるフランスのブルゴーニュ地方にあるオータン地域に因んで名付けられたそうだ。海外ではポルトガル,イタリア,アメリカなど世界各地で産出する。日本では岐阜県の東濃鉱山,鳥取県の東郷鉱山,岡山県の人形峠鉱山などで産出する。その他の鉱山でも少量見られることがあるが余り産地は多くない。この標本は人形峠鉱山の稼行時に働いていた人から仲介人を経ていただいた標本である。人形峠鉱山の燐灰ウラン石は人形石が分解してできたものだと言われている。顕微鏡写真では薄黄色の柱状結晶が集合している。母岩が脆いため粉末になりやすく体内に取り込まれやすいので取扱いに注意を要する。 MENUページに戻る 前のページに戻る |